中国語を趣味にする魅力は?

ひとりごと

こんにちは、松哥です。

世の中にはスポーツ、音楽、ゲームなどいろんな趣味がありますよね。

小さいころから慣れ親しんだことを続けている人もいるでしょうが、社会人になってから新たに始められることもたくさんあります。

私は社会人になって数あるなかから中国語を選びました。

新しい外国語をゼロからやって極めてみたいというのがきっかけでしたが、学習を続けていくと単に話せるということだけではなく語学学習にはいろんな魅力があることに気づきました。

今回は私が気付いたそんな魅力についてお話したいと思います。

中国のことが大好きになった

私の場合、学習を始める前は特に中国に興味があったわけではなく、マスコミの報道などで作られたイメージはむしろネガティブなものでした。

しかし話す訓練のため実際旅してみると、軒先で不愛想に携帯をいじっている店員は熱心に道を教えてくれ、天安門近くの制服を着た警備員も手荷物検査を受ける不安そうな私に「心配しなくて大丈夫」と笑顔で話しかけてくれます。中国人の表面だけではわからない熱心さや親しみやすさに触れるたび、それまでのイメージはどんどん変わっていきました。

また語彙力強化のため見たドラマや映画からも中国人の生活スタイルやや価値基準を垣間見ることができ、語学学習だけで終わらない新しい興味の幅が飛躍的に広がりました。日本のテレビドラマをほとんどみない私が何度寝不足になったことか・・・・(笑)

こんな感じで学習を始めてから4~5年経つころには、何かしらの形で一生中国と関わっていきたいと思い、結果的に中国人の奥さんを持つこともできました。

もちろん興味の方向性は人それぞれですが、自身の中国に対する価値観が一変することは間違いないと思います。

生活に違った評価基準が2つできた

私は大学を卒業後現在の会社に勤めました。営業職のため付き合いが多く時間も不規則でしたが、給料は悪くなく、社会人としての見聞も広げることができました。一方で休日は午後まで寝たり飲みに行ったりなどが習慣化し、30歳を過ぎてからは次第に何か新しい趣味を持ちたいと強く思うようになりました。当時は付き合いでやっていたゴルフも候補に入れていましたが、さすがにプロになれるわけでもないと思い、新しい語学をゼロから始め通訳案内士取得を目指すことにしました。

中国語を始めて、知的欲求が満たされる充実感が得られると同時に新しい気付きがありました。

会社員や公務員にとって組織の中での目標は出世ですが、組織である以上ポストは限られており一番トップの椅子は1つしかありません。仮に全員がどれだけ頑張ってもトップは1人ですし、逆に全員がテキトーにやってても1人はトップになれます。組織の評価は相対的で、加えて運や状況にも左右されます。こういう不公平さも社会人が意識して工夫すべき点なのかもしれませんが、これだけだとなんだか悲しいですよね!?

しかし中国語学習は違います、やればやるほど身に付きサボってたら習得できません。各種試験では基準点以上取れれば皆合格なのであり、努力はすべて結果として表れ他人を意識したり比べる必要もありません。また時間の制限がなく自分のペースで進めることができ一生涯の楽しみにできます。そういう意味で語学学習の成果は絶対的でとても公平だと思います。

私自身、仕事の中での‘相対評価’と趣味の‘絶対評価’のおかげで生活に刺激が生まれ、公私をメリハリよく切り替えることができるようになったと実感しています。深夜帰宅した日も短時間だけ中国語に触れれば充実感をおぼえることができ、翌日また仕事が頑張れるという生活リズムになったのです。

このことから私は社会人の方にこそ中国語学習を始めてほしいと思っています。

新しい目標ができた

私の最終目標は通訳案内士取得でしたが、合格した現在でもわからない単語はたくさん出てきますし、学習を続け慣用表現や成語などもさらに使いこなせるようになりたいと思っています。

また国際結婚を機に在留資格変更など各種手続きの煩雑さを身をもって体験し、語学を活かし同様の悩みを抱える中国人のサポートをしたいと思い、行政書士の資格を取得しました。いまは会社員を続けながら専門知識の勉強をし、開業のための準備を着々と進めています。

最終目標だった通訳案内士は、今から思えば新しい目標のスタートに過ぎず、今後を考えると不安よりも期待のほうがはるかに大きいです。

ただの語学学習がこんなにも自分の人生や価値観を変えることになるなんて本当に不思議です。

みなさんにも必ず新しい発見や出会いがありますので、中国語学習を始めてみたらいかがでしょうか

!(^^)!

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